祭りの準備そして、始まり

もっと! 戸畑祇園大山笠

宿開き・道具出し・前花・てまりこ

宿開き

 6月中旬、西大山笠では役員全員が恵美須神社の社務所に集まり、「宿開き」をする。
 6月下旬、飛幡八幡宮下にできたプレハブでは東大山笠の「宿開き」が、また中原八幡宮では中原大山笠の「宿開き」が行われる。
 各山それぞれの習わしにそって、神官によるお祓いの後、当年の役員紹介などが行われ、簡単な盃事が交わされる。
 7月はじめ、天籟寺大山笠では事務所開きが行われ、三役などが決まり、後日「中老御籠り」と称して中老の家で「見ケ〆」の決定や三役の紹介があって盃事となる。
 この「宿開き」を機に、戸畑祇園大山笠の行事は本格的に動き出すのである。

道具出し

 祭りに使われる山を始めとする飾りなど道具一式は各山とも宿開きを前後して、それぞれの収納庫から取り出し、点検修理を行う。

前花

 前花とは山笠の正面の左右に取付けられている一対の菊花のこと。1本の前花は高さ約3.4mあり、下部に直径約0.73m、上部に直径約0.67mの白の菊花、そして最上部に蕾と葉をあしらっている。
 菊花は浅い円錐状の台に白の奉書紙で作った花弁を下部の花は12段(1周の花弁数約67個)で、上部の花は11段(1周の花弁数約65個)で貼りつけられている。

てまりこ

 

 てまりことは長さ約1メートルの雌竹の先を二つに割ってY字型に固定し、その先端に赤、白、黄、緑の奉書紙や染紙で球形に作ったものを紐で取付け、下端に弊を垂らしたもの。各大山笠とも数百本作り山笠の台上に並べる。山笠の装飾にもなっているが、これは祝儀のお礼として氏子に渡されるもので、もらった人は魔除けとして家の中に飾っている。

藤葛・もじねり・獅子舞

藤葛

 山笠台組み立てに、釘を使用しないため、藤葛で締める。各山は4月初旬頃からその藤葛をもとめて山林に入る。どこで採るかは、それぞれ秘密になっているという。

もじねり

 もじねり(文字練り)とは、本来山笠台を藤葛で締めることを指すが、山笠台の組立ての中心となるものであるため、東大山笠、西大山笠では組立て自体をこの名で呼んでいる。中原大山笠では「山組み」、天籟寺大山笠では「取立て」とも言われる。祭の前に、お清めをしてから組立てに取りかかる。
 組立ては藤葛数本を束ねて、あらかじめ仮組みした山笠台を締めて完成させる。藤葛は弾力性と強靱性に富んでいるため昔から使用されている。その後、山笠台の下部に太鼓・勾欄台の上に鉦を取付ける。組立てが終わるとこの空山を担いでのならしがきがおこなわれる。

 

獅子舞

 「獅子舞」とは祭巡行の前に朝神社でお祓いの後、雌雄一対の獅子頭を奉じて大山笠の巡行する道筋を祓い清めて廻る儀式である。
 各山とも行う日時はそれぞれだ。東大山笠、西大山笠は隔年交替となりその年の先山が行うことになっている。
 獅子舞も巡行と同様に、手桶に海水を持った人が先頭に立ち、道にお汐井を撒いて清める。獅子頭の口で子どもの頭を噛んでもらうと元気になるという。
 中原大山笠では同行の神官が辻に来ると立ち止まり、道の左右前方を榊の枝で祓い清める。

戸畑祇園ばやし研究競演会

 戸畑祇園ばやしを次の世代へ継承していくため、そしてお囃子の練習や競演会での世代間交流を通じて、子どもたちの健全育成を図るため、昭和34年より毎年7月の戸畑祇園大山笠行事の1週間前に開催されています。
 会場の戸畑市民会館大ホールの舞台に当番山の勇壮な幟山笠を据え、その前で小学生の子ども山笠による『おおたろう囃子』の演奏が行われます。
 この競演会に向けて、子どもたちは、一生懸命に練習を積み重ね、その成果を元気いっぱい披露します。
 会場を訪れたご家族や子ども山笠をはじめとする戸畑祇園に関わるたくさんの方は、文化の継承者として立派に成長した子どもたちの演奏に大きな拍手を贈ります。
 また、子ども山笠のあとには、かつてこの競演会に出演した中学生による『小若山笠』の演奏、そして最後には、1週間後に控えた大山笠行事の主役である4つの大山笠の囃子方による模範演技が行われます。
会場 戸畑市民会館大ホール(ウェルとばた内)
〒804-0067 北九州市戸畑区北九州市戸畑区汐井町1番6号 JR戸畑駅前
ウェルとばた公式ホームページ
TEL(093)871-7200 FAX(093)871-7211  
期日 7月 戸畑祇園大山笠行事の1週間前日曜日の午後
お問い合わせ 戸畑祇園大山笠振興会事務局(戸畑区役所内)
〒804-8510 北九州市戸畑区千防一丁目1番1号
電話(093)871-1501 内線261 FAX(093)871-4807

※入場無料・申し込み不要