小若山笠について

 

小若山笠について

 東大山笠、西大山笠、中原大山笠、天籟寺大山笠の四つの大山笠地区には、それぞれ一基ずつの小若山笠があります。
これは、昔、大山笠に一基ずつ子ども山笠があったということから順次復活されたもので、各々小東山笠、小西山笠、小中山笠、小天山笠と呼ばれ、それぞれの地区の男子中学生が担ぎ、大山笠とは別の運営となっています。
その沿革ははっきりしませんが、中原大山笠関係の古老の話によれば、明治から大正時代にかけて存在していたとのことです。
小若山笠の形は、幟山笠、提灯山笠ともに大山笠と同じですが、一回り小さく、その運行は、山笠の伝統を伝える世話役の皆さんのご尽力と、自治会やPTAの皆さんのご協力をいただきながら、参加する男子生徒の熱意のもと、放課後や休日に練習し、3日間の祇園行事に臨みます。
担ぎ手もお囃子方も、昼の幟山笠から夜の提灯山笠に変わる五段上げも、中学生が一生懸命に取り組み、お汐井汲み場への大下りや地域運行の一部でも、大山にお供して行動します。

小中山笠 昭和35年復活 昭和38年から戸畑祇園大山笠競演会に参加
中原中学校と飛幡中学校※の男子生徒が担ぎます。
小西山笠 昭和51年復活 昭和52年から戸畑祇園大山笠競演会に参加
飛幡中学校※の男子生徒が担ぎます。
小東山笠 昭和58年復活 同年から戸畑祇園大山笠競演会に参加
高生中学校の男子生徒が担ぎます。
小天山笠 昭和59年復活 同年から戸畑祇園大山笠競演会に参加
大谷中学校、飛幡中学校※の男子生徒が担ぎます。

※飛幡中学校は、沢見中学校、天籟中学校、戸畑中学校の三校が統合されたため、山笠地区が3つにまたがっています。

 そのほか、小学生以下の子どもが街中を曳いて廻る幟山や人形飾り山があります。この曳山は、自治会などの皆さんが中心となって、山を運行しています。