祭りの日の物語

もっと! 戸畑祇園大山笠

神移し・大下り・お汐井汲み・五段上げ

神移し・大下り

 天籟寺大山笠は早朝から幟山の飾り付けをし、10時頃から神事に入る。山笠に御霊を奉戴し、御旅所まで大下りをする。御旅所まで山笠をおろしてはいけない。到着すると山笠を前後に3回静かに動かしてから据える。
 中原大山笠は午前9時頃神社に集まり、拝殿前の山笠台を幟山に飾り、11時頃神事が行われる。その後、幟山笠の祠に神官によって御霊を移す(大下りに御霊がないので御分霊ではなく御霊が移される。)
 東西の大山笠は昼過ぎ祠を拝殿まで持って行き、両大山笠の総監督立ちあいで神事の後、御分霊が祠に移され山笠へ奉戴される。神移しの後、御神幸が始められる。大下りである。神輿を先頭にして、東、西、客分の天籟寺の順で随従して渡し場まで渡御する。

お汐井汲み

 渡し場、大橋公園横に作られた「お汐井汲みの場」で、神官が海水を手桶に汲み、榊の枝でお汐井を幟山笠や関係者にかけてお祓いをする。この後、お神輿は神社に還幸し、山笠は地区に戻って地区内を巡行する。
 東大山笠・西大山笠・天籟寺大山笠はこの場所で、中原大山笠は、中原先の浜、お汐井汲み場で、それぞれこの行事を行っている。

 

五段上げ 〜昼から夜へ 幟から提灯へ〜

 昼間の幟大山笠の飾り物一切を外して、台上に高さ約4mの柱4本でやぐらを組み、この上に高さ約3mの五段の提灯をつけた角錐形の先端が取付けられる。
 続いて6段目、7段目と1段下がるごとに1辺あたり1個ずつ提灯が増えていき、順次12段目まで組み上げ、提灯合計309個、高さ約10m、重さ約2.5tの提灯大山笠が完成する。

戸畑祇園大山笠競演会

戸畑祇園大山笠は、昼は山笠本来の姿といわれる幟山笠で、金糸銀糸の刺繍を施した格調高く華麗な姿を披露しています。夜になると飾り物をはずし、12段309個の提灯に彩られた光のピラミッドへとその姿を変えます。提灯山笠の高さは約10m、重さが2.5tあり、約80人の担ぎ手が鉦や太鼓のお囃子にあわせて「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声とともに勇ましく担ぎます。

昭和29年に、この戸畑の誇る伝統行事を多くの方にご覧いただくため始まった「戸畑祇園大山笠競演会」は、祭り期間中の1番の見どころで、中日の夕刻に戸畑区役所前で開催されます。

東、西、中原、天籟寺の4基の大山笠と、それぞれの地区の中学生が担ぐ、4基の小若山笠(小東山笠、小西山笠、小天山笠、小中山笠)は、各々、東・西の山笠が飛幡八幡宮、天籟寺の山笠は菅原神社、中原の山笠は中原八幡宮に奉仕し、祭り期間中の初日と最終日は、それぞれの地区で運行していますが、この競演会には、現在では、計8基の山笠が勢ぞろいします。
昭和31年に中原大山笠が参加し、38年に小中山笠、52年に小西山笠、58年に小東山笠、59年に小天山笠が加わり、光の祭典を一層賑やかなものにしてきました。

競演会の内容は、開会式につづくお囃子の披露では各大山笠のお囃子の違いを、全8基の幟山笠の運行では、古式ゆかしく格調高い昼の幟山笠をお楽しみいただけます。

全8基の幟山笠が、一斉に提灯山笠へ姿を変える五段上げでは、幟や幕類などの飾りを取り払い、山笠台の上に四角の櫓を組み、四角錘型の5段の提灯を一挙に上げ、次いで木枠についた提灯を次々と組み上げ、組み上がった山笠から、次々と居神楽を奏上します。
次々と正確に提灯を組み上げてゆく手さばきの速さは圧巻です。

つづいて、全8基の提灯山笠の運行は、8つの光のピラミッドが夏の夜空を彩り、幻想的な独特の美しさを醸し出します。

提灯小若山笠の運行は、中学生が一生懸命に担ぐ4基の小若山笠が、本部前に整列停止した4基の大山笠の横を、次々と通り抜けていく姿をご覧いただけます。また、クライマックス追い抜きありの提灯大山笠自由競演では、豪快に進む山笠の迫力を存分にご堪能いただけます。

会場 〒804-8510 北九州市戸畑区千防1-1
戸畑区役所前(浅生1号公園周辺)

期日 7月 第4土曜日の夕刻

お問い合わせ
戸畑祇園大山笠振興会事務局
(戸畑区役所内)
TEL(093)871-1501 内線262,263 FAX(093)871-4807

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